今日は軽くメモ書き程度。後日の備忘録のようなもの。
・中国の繊維製品貿易摩擦
存外消費者の利益という観点からの動きが強いようだ。やはり日本的な感覚でいると解釈を誤るのだろうか。今後の展開はともかく、少し反省。
・6ヶ国協議
今のところ再開の見通しは無いようだが、これはもちろん日本の選挙待ちだろう。しかしながら昨年の米大統領選挙待ちと同じオチになるのでは。中国はイライラといったところか。
・衆院選
Financial Timesの言い草が面白い。内容への賛否はともかく、こういう言い回しをもっと日本のマスコミにもして欲しいが・・・・・
・IRA武装闘争
はてさてどうなるか。この手の現実と同居するのに彼らは慣れているが、日本人には辛いだろう。そしてイギリスを初めとする欧州人にとって見れば、テロまではやらない韓国人や中国人は実に平和的に見えるものだ。ただ一旦火がつけば最悪で、そういう現状を普段から欧州には丁寧に説明する必要があるだろう。
・原油価格高騰
米国内の精製・備蓄インフラはやはり弱いのだろうか。解消されるには10年単位かもしれない。もちろん今回は中東情勢とさして関係ない。日本の偏向報道はどうにかならないものか。
・日経平均
下がるのは当然としても、ただもう少し下がったら何か仕込みたくはなる。
・総務省コピーワンス見直し
助かるなぁ:??)たまには孫の代まで残したいソースもあるものだ。
2005年08月29日
2005年08月05日
雑記いろいろ('05.8.5)
暑くてちょっとバテ気味。最近は書きたいことも色々あるのだが・・・・読みかけの本があるのでそれも消化したいし。とりあえず雑記。
・国連安保理改革
ほぼ予想通りの展開を辿って破綻コース。ここでアメリカが日本に多少の不信を抱かせるような経緯になっているように見えるが、お約束のようにマスコミの偏向報道。なぜかこの風景は本当に昔からあり、明治あたりまで遡る。素直に発言している内容をそのまま受け取ればいいのだが。いずれにせよG4だけでも難しいのにアフリカから常任を2ヶ国というのはやはり無理筋だった。とはいえ、これとて途中経過ではある。改めて以前のエントリで紹介したような国連改革を経て、再度の模索となるだろう。
・6ヶ国協議
恐ろしく北朝鮮に有利な案が出ているのだが、これすら蹴る模様。どう取り繕っても中長期的には破綻コースだろう。軍事的圧力一歩手前までいかないと北朝鮮は譲歩しないというのは以前から指摘されていたことだ。その意味で今回米国が攻撃の意図は無いと明言したのは、それは本心であるとしても正直すぎる対応だろう。そしてイランのほうが情勢としては危険だがこちらのほうが時間的余裕はありそうだというのもジレンマではある。
・米墨国境での治安悪化
国境に近いメキシコの米領事館が治安悪化のため一時閉鎖とか。(参照)ただでさえ麻薬絡みで米国人としては過敏になるのに、山のように死人が出る上、これを利用してアルカイダ侵入の可能性まで取り沙汰され、かなりの騒ぎに。米国としてはこの手の問題に大きなエネルギーを割かれるので、外交の案件やタイミングによっては停滞する可能性がある。
・郵政民営化
私は賛成派だが、今回はそれはそれとして選挙をしたほうがいいと思う。有権者の意識変化が政界やマスコミに伝わるという面があるからだ。特に都市部、年齢別の動向がポイントだと思う。
・国連安保理改革
ほぼ予想通りの展開を辿って破綻コース。ここでアメリカが日本に多少の不信を抱かせるような経緯になっているように見えるが、お約束のようにマスコミの偏向報道。なぜかこの風景は本当に昔からあり、明治あたりまで遡る。素直に発言している内容をそのまま受け取ればいいのだが。いずれにせよG4だけでも難しいのにアフリカから常任を2ヶ国というのはやはり無理筋だった。とはいえ、これとて途中経過ではある。改めて以前のエントリで紹介したような国連改革を経て、再度の模索となるだろう。
・6ヶ国協議
恐ろしく北朝鮮に有利な案が出ているのだが、これすら蹴る模様。どう取り繕っても中長期的には破綻コースだろう。軍事的圧力一歩手前までいかないと北朝鮮は譲歩しないというのは以前から指摘されていたことだ。その意味で今回米国が攻撃の意図は無いと明言したのは、それは本心であるとしても正直すぎる対応だろう。そしてイランのほうが情勢としては危険だがこちらのほうが時間的余裕はありそうだというのもジレンマではある。
・米墨国境での治安悪化
国境に近いメキシコの米領事館が治安悪化のため一時閉鎖とか。(参照)ただでさえ麻薬絡みで米国人としては過敏になるのに、山のように死人が出る上、これを利用してアルカイダ侵入の可能性まで取り沙汰され、かなりの騒ぎに。米国としてはこの手の問題に大きなエネルギーを割かれるので、外交の案件やタイミングによっては停滞する可能性がある。
・郵政民営化
私は賛成派だが、今回はそれはそれとして選挙をしたほうがいいと思う。有権者の意識変化が政界やマスコミに伝わるという面があるからだ。特に都市部、年齢別の動向がポイントだと思う。
2005年07月30日
10万アクセスのご報告とお礼
本日の昼頃、アクセス数が10万となりました。開設しておよそ4ヶ月での達成となります。極めてマイペースかつ気まぐれなブログにしてはなぜかと疑問に思うくらいです。ご来訪者の皆様、大変恐縮です。この機会に、エントリ作成への刺激、エントリ紹介やコメントなどで、アクセス数にご協力いただきました皆様に一言お礼いたしたく存じます。
かんべえ様:
もはや解説の必要も無い、溜池通信のサイトを運営されている方です。私がブログを開設して数日、100??200/dayの間をウロウロしていたのですが、ある日2,000近くとなって何事と驚きました。見ると日記からリンクが。最初のエールのようなものです。有難うございます。
finalvent様:
極東ブログ、日記等で有名な方です。リンクを張っていただくたびに800アクセス→1500アクセス前後になります。ブログのコメント欄ではしばしば失礼させていただいております。
雪斎様:
氏のブログには興味をそそられるエントリが多く、コメント、トラックバックを頻繁に送らさせていただいております。稚拙な内容で迷惑になってなければ良いのですが。いつもご丁寧な対応、有難うございます。
やじゅん様:
氏のブログにも、コメント、トラックバックの類をしばしば送っております。丁寧な内容の文章にいつも感心し、マイペースながら私もブログを作ろうと思い立ったきっかけにもなりました。有難うございます。
まったり様:
氏のブログからもしばしばトラックバック等をいただいており、また記事もしばしばご紹介いただき有難うございます。行間を読む鋭い指摘がしばしば痛いです(笑)これからもお付き合いのほど宜しくお願いします。
サイトを開設されている上記の方々以外にも、良質なコメントをいただいている方が沢山いらっしゃいます。またアクセスされる方もなぜか常連さんが多いようです。拙いブログではありますが、これからも宜しくお願い申し上げます。
かんべえ様:
もはや解説の必要も無い、溜池通信のサイトを運営されている方です。私がブログを開設して数日、100??200/dayの間をウロウロしていたのですが、ある日2,000近くとなって何事と驚きました。見ると日記からリンクが。最初のエールのようなものです。有難うございます。
finalvent様:
極東ブログ、日記等で有名な方です。リンクを張っていただくたびに800アクセス→1500アクセス前後になります。ブログのコメント欄ではしばしば失礼させていただいております。
雪斎様:
氏のブログには興味をそそられるエントリが多く、コメント、トラックバックを頻繁に送らさせていただいております。稚拙な内容で迷惑になってなければ良いのですが。いつもご丁寧な対応、有難うございます。
やじゅん様:
氏のブログにも、コメント、トラックバックの類をしばしば送っております。丁寧な内容の文章にいつも感心し、マイペースながら私もブログを作ろうと思い立ったきっかけにもなりました。有難うございます。
まったり様:
氏のブログからもしばしばトラックバック等をいただいており、また記事もしばしばご紹介いただき有難うございます。行間を読む鋭い指摘がしばしば痛いです(笑)これからもお付き合いのほど宜しくお願いします。
サイトを開設されている上記の方々以外にも、良質なコメントをいただいている方が沢山いらっしゃいます。またアクセスされる方もなぜか常連さんが多いようです。拙いブログではありますが、これからも宜しくお願い申し上げます。
2005年07月24日
雑記いろいろ('05.7.24)
ちょっと地方に出てニュースとご無沙汰しているうちに色々あってびっくり。ニュース過多の状態に慣れてしまっているのか浦島状態。今回も軽くコメント。
・人民元切り上げ
予定通り不意を突いて実施。言ってる事自体はブレてはいなかったか。今回の目玉は通貨バスケット制だが、これはドルに対して安さを維持するのは絶対だという事なのだろう。そして日本からの輸入に関しては自国通貨を強くして赤字幅を縮小させることが出来るのかもしれない。長期で見れば米国は日欧に対して成長力格差もあり、そう考えるとなかなか良く出来ている。ただ実施段階でどうするのかと難しい事ではある。そして安全保障面ではうるさい軍関係者も経済関連はお任せという向きはありそう。ともあれ中国は貴重な時間を稼いだ。この時間を活用できるかどうか。経済的利益を諦めても安全保障面で妥協しないという、旧ソ連的外交を持続するつもりはないだろうし。
・エジプトのテロ
アラブ地域でのテロ頻発は予想されていたことではある。しかし起きてみたらそうも言ってられない。にも関わらず体制崩壊までいかないのもアラブ地域の常で、これがしばらく常態化するのだろうか。いずれにせよ、アラブ地域ではないイランは最近の様々な出来事で一息つくことが出来てはいる。
・国連安保理改革
大きな妥協の動きも観測されない。AUも普通にまとまらない模様。秋までの決着は厳しいか。
・6ヶ国協議
米国は核査察に関しては民間利用も完全に含める方針とか。これは世界的に見ても民間施設を隠れ蓑にする事が多いことからも適切だろう。というより、この北朝鮮への対応を成功させ、それを実績にし、ルール化してて中東地域への対応を考えるのではないだろうか。どうも最近の米国の動きを見てるとそんな気がしてくるのだが。
・人民元切り上げ
予定通り不意を突いて実施。言ってる事自体はブレてはいなかったか。今回の目玉は通貨バスケット制だが、これはドルに対して安さを維持するのは絶対だという事なのだろう。そして日本からの輸入に関しては自国通貨を強くして赤字幅を縮小させることが出来るのかもしれない。長期で見れば米国は日欧に対して成長力格差もあり、そう考えるとなかなか良く出来ている。ただ実施段階でどうするのかと難しい事ではある。そして安全保障面ではうるさい軍関係者も経済関連はお任せという向きはありそう。ともあれ中国は貴重な時間を稼いだ。この時間を活用できるかどうか。経済的利益を諦めても安全保障面で妥協しないという、旧ソ連的外交を持続するつもりはないだろうし。
・エジプトのテロ
アラブ地域でのテロ頻発は予想されていたことではある。しかし起きてみたらそうも言ってられない。にも関わらず体制崩壊までいかないのもアラブ地域の常で、これがしばらく常態化するのだろうか。いずれにせよ、アラブ地域ではないイランは最近の様々な出来事で一息つくことが出来てはいる。
・国連安保理改革
大きな妥協の動きも観測されない。AUも普通にまとまらない模様。秋までの決着は厳しいか。
・6ヶ国協議
米国は核査察に関しては民間利用も完全に含める方針とか。これは世界的に見ても民間施設を隠れ蓑にする事が多いことからも適切だろう。というより、この北朝鮮への対応を成功させ、それを実績にし、ルール化してて中東地域への対応を考えるのではないだろうか。どうも最近の米国の動きを見てるとそんな気がしてくるのだが。
2005年07月11日
アクセス数のご報告('05.7)
ブログを開設して数ヶ月が経過しました。最近のアクセス数をご報告しておきます。
6/27(月) 894
6/28(火) 890
6/29(水) 892
6/30(木) 716
7/1(金) 934
7/2(土) 865
7/3(日) 720
7/4(月) 839
7/5(火) 846
7/6(水) 894
7/7(木) 919
7/8(金) 942
7/9(土) 789
7/10(日) 578
概して土日はアクセス数が落ちる傾向があります。まぁ最近週末の書き込みが減ってるせいもありますが。それにしてもアクセス数はなぜか多めです。量も内容もマイペースなだけのブログにお付き合いいただき、いつも有難うございます。
6/27(月) 894
6/28(火) 890
6/29(水) 892
6/30(木) 716
7/1(金) 934
7/2(土) 865
7/3(日) 720
7/4(月) 839
7/5(火) 846
7/6(水) 894
7/7(木) 919
7/8(金) 942
7/9(土) 789
7/10(日) 578
概して土日はアクセス数が落ちる傾向があります。まぁ最近週末の書き込みが減ってるせいもありますが。それにしてもアクセス数はなぜか多めです。量も内容もマイペースなだけのブログにお付き合いいただき、いつも有難うございます。
2005年07月08日
雑記いろいろ('05.7.8)
ロンドンのテロで大騒ぎだが、確かに虚を突かれた印象はある。欧米的な論理だと日本も例外ではないだろう。ただアラブ世界の文脈だと後回し(まずはEU諸国攻略)にするのではないかという印象があるが。イタリア、デンマークと報じられているのはその通りになるかもしれない。それはともかく、今回は色々軽く印象程度。
・模倣品・海賊版拡散防止への取り組みを提言
小泉首相が提案したとか。何と言うか、欧米諸国に受けが良く、かつ相手を貶める方法を日中双方で必死にネタ探ししてるとしか思えんのだが。
・国連安保理改革
今のところ予想外の展開はなし。日本がやるとすれば、エジプト、ナイジェリア、南アフリカで一つ落ちる常任理事国候補国に対して何がしかの見返りを水面下で用意するくらいか。今G4で外交力が一番高いのは日本だが、インドの扱いには予想通り苦労しているなと。
・「論座」今月号
Foreign Affairsの日本語訳が毎月掲載されているが、特に今月はなかなか興味深い。鳥インフルエンザ、北朝鮮問題など面白い。ただ英文であればWebサイトで読めるが。なお最初の日本語の紹介文2ページもいつも以上に的確。確かに政治家が見え辛いリスクを取るのは困難な時代だ。日本でも村山政権、小泉政権を思うと・・・・
・拉致問題
英語圏でのアピールはこれからというところ。せめて、ギブアンドテイクから始まったとしても、日本が他国の人権問題に関心を示すきっかけになれば将来的に外交の成熟に繋がるかもしれない。
・スーダン ダルフール問題
本当に放置状態だな。これは日本の取れるリアクションもあるはず。他国ほど絶対的な利害は絡んでいないので。石油はマーケットから買えればOKでしょう。
・模倣品・海賊版拡散防止への取り組みを提言
小泉首相が提案したとか。何と言うか、欧米諸国に受けが良く、かつ相手を貶める方法を日中双方で必死にネタ探ししてるとしか思えんのだが。
・国連安保理改革
今のところ予想外の展開はなし。日本がやるとすれば、エジプト、ナイジェリア、南アフリカで一つ落ちる常任理事国候補国に対して何がしかの見返りを水面下で用意するくらいか。今G4で外交力が一番高いのは日本だが、インドの扱いには予想通り苦労しているなと。
・「論座」今月号
Foreign Affairsの日本語訳が毎月掲載されているが、特に今月はなかなか興味深い。鳥インフルエンザ、北朝鮮問題など面白い。ただ英文であればWebサイトで読めるが。なお最初の日本語の紹介文2ページもいつも以上に的確。確かに政治家が見え辛いリスクを取るのは困難な時代だ。日本でも村山政権、小泉政権を思うと・・・・
・拉致問題
英語圏でのアピールはこれからというところ。せめて、ギブアンドテイクから始まったとしても、日本が他国の人権問題に関心を示すきっかけになれば将来的に外交の成熟に繋がるかもしれない。
・スーダン ダルフール問題
本当に放置状態だな。これは日本の取れるリアクションもあるはず。他国ほど絶対的な利害は絡んでいないので。石油はマーケットから買えればOKでしょう。
2005年07月07日
愛・地球博に行ってきた(2)
えーと、前回ちょっと不完全燃焼だったので相当無理をして平日に休暇を取って再来訪。仕事のしわ寄せが。しかし多分日本で万博ってのは一生無いかも知れんし云々と自分に言い訳をしつつ、ともかく二度目。まぁ備忘録(いや別に忘れていけないものでもないが)代わりにちょっとメモを残す。大体は訪問順に書いてある。というわけで今回のエントリは飛ばしてもいいかも。
瀬戸愛知県館:
入場直後に瀬戸日本館の予約を取ったので、それまでの時間潰しと隣に入ったのだが、思いのほか良かった。愛知県の自然を説明する展示パネルを見た後のシアター、アメリカ館に近いような大型もので参加する歌手の演出と合わせなかなか好印象。後半の展示もスパイラルのような幾何学的美しさがありセンスが良かった。
瀬戸日本館:
評判が割と良いみたいなので見たが、なかなか良かった。群読シアターがメイン。公式サイトの関係者を見るとシーザー氏あたりでピンと来るかもしれないが、若干アングラの気が無きにしも非ず。とはいえ軽いものだ。まぁ外国人に日本の紹介としていいのかという問題はあるが・・・・・本当に目と鼻の先でやる生々しさは大した物で、日本の政府/公共団体系の館としては一番いいのではないか。それにしても劇団のメンバー皆若い。日本的な美男美女の印象があるが、衣装含めファッション面も結構詰めた設定かもしれない。一日交代で一日20回公演と聞くが、本当に若くないと無理だなぁ。
グローバルハウス脇:
いわゆるマンモスを展示している事で有名なのがグローバルハウスだが、その横の通り、なかなか工夫している。ガーデニングの好きな母親とか連れて行くと喜ぶかもしれない。両脇が緑の高い壁になっているあたりはなかなか。
トヨタ館:
人気館の一つ。ただ個人的な印象では、確かに良いほうのパビリオンではあるが、1時間以上並んで見るのはどうかと思った。前半のロボットがトランペットを吹くような所は確かにオオと思うが、それ以降は乗り物系が主体で動くのでそれほど斬新というわけでもない。やや過大評価の向きがあるかもしれない。
スリランカレストラン:
昼食。グローバルコモン1にあるレストラン。自国のパビリオンでも出しているようだが、ここは独立したレストランになっている。まず何と言っても売る勢いが日本人と違う。カフェテリア方式なのだが、ぼやぼやしてると「オイシイヨ」といってバシバシトレイに乗せてしまう。皆にこやかで雰囲気いいので断り辛い。ああ、悲しいくらいに日本人(苦笑)味はまずまずか、日本では余り無いタイプなので甘めの採点でもいいかな。しかし地球博別名カレー博とは良く言ったものだ。会場中で様々なカレーが売られている。
ネパール館:
大変に美しい、力の入った館と言えるだろう。昔の遺跡の再現か何かと思ったがオリジナルらしい。でもここ、持って帰るのが大変とパビリオンごと日本に売るつもりらしいな。案の定目論見通り買い手がついたらしいが(苦笑)この手の逞しさはあちこちの国が展開している。
アメリカ館:
手堅い。フランクリンをテーマにシアター系のエンターテイメントになっている。さすがにこういうものは手馴れているというか、普通に良い出来のパビリオンと言えるだろう。個人的にはそれを出た後の火星探査機のモックアップ(?)に心奪われたが。思わず山のように写真を撮影。
アンデス共同館:
ちょっと印象が薄め。展示のセンスはいいと思う。少しずつ期間中にも改良しているようだ。日本ではなかなか見れないような展示物が多い。
日立館:
一番人気のパビリオンらしい。確かにそれは分かる気がする。愛・地球博は「自然の叡智」がテーマだが、実際のところはこの種の昔ながらの科学博的な技術誇示タイプが人気があるだろう。それでも動物をテーマにするなど気を遣ってはいたが。前半はPDAを渡され、柱のように設置してあるアクセスポイントから一瞬にしてデータを転送するデモを体験。これはそのまま市販しても良いような機材と思った。本当に一般人でも容易に使えるデータ端末という印象。メインはディズニーランド的な専用の乗り物に乗って3D体験だが、これはかなり意欲的な試みだ。入り口で撮影した自分の写真もすぐに反映されている。まぁ子供が喜ぶような代物と言えばそれまでだが、この館のは近未来に応用効きそうな技術が多く興味深い。ただ、一番人気ゆえに予約しないと5時間待ちになりそこまでして見るかというと・・・・・
ロシア館:
マンモスはこっちでもしっかりと展示してます。写真もグローバルハウスと違って撮り放題。ここで充分じゃないのか?全体としては大国だぞと誇示する印象が強いのが笑えるが、ただ宇宙技術などのアピールは今日でもそれなりに意味があるだろう。内容的にもかなり上位に入る部類の館ではないか。
イギリス館:
ガーデニング風の入り口はセンス良し。中の展示は一見地味だが結構工夫がある。細かい内容は忘れたがハイテク系おもちゃの印象。そして出口には沢山の覗き穴があり、覗くと様々な風景が。最初と最後が自然で妙な試みだが意欲的。個人的には気に入った。
チェコ館:
各種楽器の展示が中心。少し変わっていて、地方都市のテーマ博物館的印象。空いていれば回ってみるのは面白い。ガラス細工も綺麗。
オーストリア館:
要は2階からそりで滑るだけだ(^^;)しかし入る人出る人皆ニコニコしている。全員が全力で童心に帰っている館。何だかな。とは言え私もしっかり滑ってきたのだが。その他パビリオンの少なからぬ部分が氷で出来ているのは面白い。本当にその2点だけがウリの館なのだが、その割には評判いいらしい(笑)
アイルランド館:
全体として暗めの照明の中で、展示物や彫刻で歴史や風俗、伝承などを紹介している。神秘的な雰囲気が特徴。イメージにも合っていていいのではないか。こういう館もないと。
オランダ館:
床面がスクリーンになっているシアター主体の館。観光案内と言われればそれまで。ただ床面で写すセンスはなかなかいいし、手堅い映像。すぐに入れるならお薦め。
長久手日本館:
色々なコーナーを順に見て回るのだが、時代特有の家具や電気製品をベルトコンベアで見せる部分はなかなか良かった。360度のスクリーンもなかなか良かった。ただ日本の主力館として人気がある割には全体としてかなり微妙かと感じた。それこそ中核に瀬戸のシアターを持って来れば良かったように思う。悪くはないのだが。
メキシコ館:
とりあえず夕食。味は激しく微妙。値段も高い。絶対的には悪くないのかもしれないが。それはともかく館自体は非常にいいと思う。アンデス共同館が極めて強力になったという印象。外国館でこれを屈指とする人も多いのではないか。
カナダ館:
期待したが、それほどでもなかった印象。シアター系だが、映像はイメージビデオ路線が裏目に出たように思う。自宅でゆっくり見るといいなと思うのだろうが、こういう会場ではもう少し演出的でないと合わないと思う。パビリオンの内装自体はなかなか。
キューバ館:
とりあえず出したという印象が強い。ただ、私は下戸なので関係ないのだが、酒が飲める人には無茶苦茶評判がいいらしい。ラム酒とか?
イエメン館:
展示物のほとんどに値札が付いている。壁に絵が色々飾っているが、札を良く見ると右下に小さく価格表示。要は物産展。ある意味潔い。その国の実態を紹介するのが万博の目的なら、これはまさしくその目的を正しく果たしている・・・・のか?いずれにせよある意味神パビリオン。
イラン館:
適当にペルシャじゅうたんが置いてある。子供が座ったりして汚さないかと心配。言うまでも無いがきっちり売り物で数十万の値札が。100万オーバーの品もあるとか。無造作に置くなと。その国の実態を(以下略)
カタール館:
近代国家のイメージを定着させようと努力しているような印象がある。明るく綺麗な館。歌手が頑張っていて、皆足を止めて聞いていた。連日やっているようだ。中東系の館ではやや珍しいかもしれない。
サウジアラビア館:
近代国家だと全力でアピール。女性の社会進出もしきりに強調している館。私は内心ワッハーブ派の宗教自警団が火事の時女生徒を(以下自粛)という展示はないのかと全力でツッコミを入れていたが、もちろん会場に来ている大半の人はそんな表情はしていないのであった。いや嘘で固めているとは言わないけどもここはちょっと・・・・しかもこのパビリオン、外国館で企業Bゾーンに一番近く、見る人多いんだよな・・・・
と、この付近でタイムアップ。一日で見た量としてはまずまずなのでそこそこ満足。しかしここまで来ると後一回くらいでほぼ網羅するなぁとか思ったり。とはいえ、さすがに行かないとは思うけど。
全般として思うのは、良くも悪くも先進国と言われる国はこの種のイベントに関するある種の暗黙の了解というのを熟知しているなという事。何と言うか、空気が読めている。本来は逆で、日本がそういう空気に合わせた歴史を有したのだろうが。多くの国が欧州の一部として行動してきた近代の歴史は様々な国にある種の共通認識を養ったのかもしれない。それがまだ無い国と日本がコミュニケーションを取るのは容易なことではないな、とも思う。
まぁ、万博のパビリオンでその結論は、明らかに考えすぎなのだが(苦笑)
瀬戸愛知県館:
入場直後に瀬戸日本館の予約を取ったので、それまでの時間潰しと隣に入ったのだが、思いのほか良かった。愛知県の自然を説明する展示パネルを見た後のシアター、アメリカ館に近いような大型もので参加する歌手の演出と合わせなかなか好印象。後半の展示もスパイラルのような幾何学的美しさがありセンスが良かった。
瀬戸日本館:
評判が割と良いみたいなので見たが、なかなか良かった。群読シアターがメイン。公式サイトの関係者を見るとシーザー氏あたりでピンと来るかもしれないが、若干アングラの気が無きにしも非ず。とはいえ軽いものだ。まぁ外国人に日本の紹介としていいのかという問題はあるが・・・・・本当に目と鼻の先でやる生々しさは大した物で、日本の政府/公共団体系の館としては一番いいのではないか。それにしても劇団のメンバー皆若い。日本的な美男美女の印象があるが、衣装含めファッション面も結構詰めた設定かもしれない。一日交代で一日20回公演と聞くが、本当に若くないと無理だなぁ。
グローバルハウス脇:
いわゆるマンモスを展示している事で有名なのがグローバルハウスだが、その横の通り、なかなか工夫している。ガーデニングの好きな母親とか連れて行くと喜ぶかもしれない。両脇が緑の高い壁になっているあたりはなかなか。
トヨタ館:
人気館の一つ。ただ個人的な印象では、確かに良いほうのパビリオンではあるが、1時間以上並んで見るのはどうかと思った。前半のロボットがトランペットを吹くような所は確かにオオと思うが、それ以降は乗り物系が主体で動くのでそれほど斬新というわけでもない。やや過大評価の向きがあるかもしれない。
スリランカレストラン:
昼食。グローバルコモン1にあるレストラン。自国のパビリオンでも出しているようだが、ここは独立したレストランになっている。まず何と言っても売る勢いが日本人と違う。カフェテリア方式なのだが、ぼやぼやしてると「オイシイヨ」といってバシバシトレイに乗せてしまう。皆にこやかで雰囲気いいので断り辛い。ああ、悲しいくらいに日本人(苦笑)味はまずまずか、日本では余り無いタイプなので甘めの採点でもいいかな。しかし地球博別名カレー博とは良く言ったものだ。会場中で様々なカレーが売られている。
ネパール館:
大変に美しい、力の入った館と言えるだろう。昔の遺跡の再現か何かと思ったがオリジナルらしい。でもここ、持って帰るのが大変とパビリオンごと日本に売るつもりらしいな。案の定目論見通り買い手がついたらしいが(苦笑)この手の逞しさはあちこちの国が展開している。
アメリカ館:
手堅い。フランクリンをテーマにシアター系のエンターテイメントになっている。さすがにこういうものは手馴れているというか、普通に良い出来のパビリオンと言えるだろう。個人的にはそれを出た後の火星探査機のモックアップ(?)に心奪われたが。思わず山のように写真を撮影。
アンデス共同館:
ちょっと印象が薄め。展示のセンスはいいと思う。少しずつ期間中にも改良しているようだ。日本ではなかなか見れないような展示物が多い。
日立館:
一番人気のパビリオンらしい。確かにそれは分かる気がする。愛・地球博は「自然の叡智」がテーマだが、実際のところはこの種の昔ながらの科学博的な技術誇示タイプが人気があるだろう。それでも動物をテーマにするなど気を遣ってはいたが。前半はPDAを渡され、柱のように設置してあるアクセスポイントから一瞬にしてデータを転送するデモを体験。これはそのまま市販しても良いような機材と思った。本当に一般人でも容易に使えるデータ端末という印象。メインはディズニーランド的な専用の乗り物に乗って3D体験だが、これはかなり意欲的な試みだ。入り口で撮影した自分の写真もすぐに反映されている。まぁ子供が喜ぶような代物と言えばそれまでだが、この館のは近未来に応用効きそうな技術が多く興味深い。ただ、一番人気ゆえに予約しないと5時間待ちになりそこまでして見るかというと・・・・・
ロシア館:
マンモスはこっちでもしっかりと展示してます。写真もグローバルハウスと違って撮り放題。ここで充分じゃないのか?全体としては大国だぞと誇示する印象が強いのが笑えるが、ただ宇宙技術などのアピールは今日でもそれなりに意味があるだろう。内容的にもかなり上位に入る部類の館ではないか。
イギリス館:
ガーデニング風の入り口はセンス良し。中の展示は一見地味だが結構工夫がある。細かい内容は忘れたがハイテク系おもちゃの印象。そして出口には沢山の覗き穴があり、覗くと様々な風景が。最初と最後が自然で妙な試みだが意欲的。個人的には気に入った。
チェコ館:
各種楽器の展示が中心。少し変わっていて、地方都市のテーマ博物館的印象。空いていれば回ってみるのは面白い。ガラス細工も綺麗。
オーストリア館:
要は2階からそりで滑るだけだ(^^;)しかし入る人出る人皆ニコニコしている。全員が全力で童心に帰っている館。何だかな。とは言え私もしっかり滑ってきたのだが。その他パビリオンの少なからぬ部分が氷で出来ているのは面白い。本当にその2点だけがウリの館なのだが、その割には評判いいらしい(笑)
アイルランド館:
全体として暗めの照明の中で、展示物や彫刻で歴史や風俗、伝承などを紹介している。神秘的な雰囲気が特徴。イメージにも合っていていいのではないか。こういう館もないと。
オランダ館:
床面がスクリーンになっているシアター主体の館。観光案内と言われればそれまで。ただ床面で写すセンスはなかなかいいし、手堅い映像。すぐに入れるならお薦め。
長久手日本館:
色々なコーナーを順に見て回るのだが、時代特有の家具や電気製品をベルトコンベアで見せる部分はなかなか良かった。360度のスクリーンもなかなか良かった。ただ日本の主力館として人気がある割には全体としてかなり微妙かと感じた。それこそ中核に瀬戸のシアターを持って来れば良かったように思う。悪くはないのだが。
メキシコ館:
とりあえず夕食。味は激しく微妙。値段も高い。絶対的には悪くないのかもしれないが。それはともかく館自体は非常にいいと思う。アンデス共同館が極めて強力になったという印象。外国館でこれを屈指とする人も多いのではないか。
カナダ館:
期待したが、それほどでもなかった印象。シアター系だが、映像はイメージビデオ路線が裏目に出たように思う。自宅でゆっくり見るといいなと思うのだろうが、こういう会場ではもう少し演出的でないと合わないと思う。パビリオンの内装自体はなかなか。
キューバ館:
とりあえず出したという印象が強い。ただ、私は下戸なので関係ないのだが、酒が飲める人には無茶苦茶評判がいいらしい。ラム酒とか?
イエメン館:
展示物のほとんどに値札が付いている。壁に絵が色々飾っているが、札を良く見ると右下に小さく価格表示。要は物産展。ある意味潔い。その国の実態を紹介するのが万博の目的なら、これはまさしくその目的を正しく果たしている・・・・のか?いずれにせよある意味神パビリオン。
イラン館:
適当にペルシャじゅうたんが置いてある。子供が座ったりして汚さないかと心配。言うまでも無いがきっちり売り物で数十万の値札が。100万オーバーの品もあるとか。無造作に置くなと。その国の実態を(以下略)
カタール館:
近代国家のイメージを定着させようと努力しているような印象がある。明るく綺麗な館。歌手が頑張っていて、皆足を止めて聞いていた。連日やっているようだ。中東系の館ではやや珍しいかもしれない。
サウジアラビア館:
近代国家だと全力でアピール。女性の社会進出もしきりに強調している館。私は内心ワッハーブ派の宗教自警団が火事の時女生徒を(以下自粛)という展示はないのかと全力でツッコミを入れていたが、もちろん会場に来ている大半の人はそんな表情はしていないのであった。いや嘘で固めているとは言わないけどもここはちょっと・・・・しかもこのパビリオン、外国館で企業Bゾーンに一番近く、見る人多いんだよな・・・・
と、この付近でタイムアップ。一日で見た量としてはまずまずなのでそこそこ満足。しかしここまで来ると後一回くらいでほぼ網羅するなぁとか思ったり。とはいえ、さすがに行かないとは思うけど。
全般として思うのは、良くも悪くも先進国と言われる国はこの種のイベントに関するある種の暗黙の了解というのを熟知しているなという事。何と言うか、空気が読めている。本来は逆で、日本がそういう空気に合わせた歴史を有したのだろうが。多くの国が欧州の一部として行動してきた近代の歴史は様々な国にある種の共通認識を養ったのかもしれない。それがまだ無い国と日本がコミュニケーションを取るのは容易なことではないな、とも思う。
まぁ、万博のパビリオンでその結論は、明らかに考えすぎなのだが(苦笑)
2005年06月22日
Musical Baton
おや、トラックバック先が面白いので答えてみます。こういうの私は割と好きで。音楽ネタならなおさらですね。
Total volume of music files on my computer(今コンピュータに入ってる音楽ファイルの容量)
27.3GB。案外あるものだなと。
Song playing right now(今聞いている曲)
「さっき聞いていた」になりますが、ショパンのピアノ・ソナタ第二番。たまたまミケランジェリの古い録音のCD10枚セットが安く売っていたので衝動買い。その中の一枚。
The last CD I bought(最後に買ったCD)
上記のものと、シベリウスの交響曲4??7番のセット。(カラヤン/ベルリン・フィル)
Five songs(tunes) I listen to a lot, or that mean a lot to me(よく聞く、または特別な思い入れのある5曲)
・モーツァルト 交響曲 第40番
概して若い頃聞いた曲になりますね、どうしても。その代表。演奏は色々良いのがありますが、私はセル/クリーブランドを孤高の名演として推してます。
・ベートーヴェン 交響曲全集(9曲になるが・・・・)
良い演奏は曲によって違いますが、人類の音楽に関して達成したある一つの極限と思います。啓蒙主義の普及による近代文明の確立とか、それこそ1000年に一度くらいの人間の意識変化がないと選定基準は動かない気もします。演奏は、やはりフルトヴェングラーになってしまいますか。
・ショパン 前奏曲集
ショパンから何か、となるとこれが代表か?調性音楽の全領域を一望する万華鏡。コンパクトにして吸い込まれる時に感じる不思議な巨大さ。演奏は・・・・・選定至難。ピアニストの特質が色濃く出る曲でもあるし。10枚程度の一流の名盤がそれぞれ何と違う事か。
・ショパン 幻想ポロネーズ
ホロヴィッツのために選定。最初に聞いた当時はちょっとコメントのしようもないくらいショッキングだった。
・ブラームス ヴァイオリン協奏曲
ヴァイオリン系からどうしても入れたくて悩んだ結果がこれ。自分の心から真実を汲み出すような真摯な態度で無いと名演にならないのがクラシック音楽の宿命だが、その典型でもある。名演多いが、近代的にしてギリギリに踏み込んで真剣を振るうようなクレーメルでどうか。今となってはやや古い感のあるオイストラフも、この曲には実に合っているので推したい。本物の手応え。
結果的に通俗名曲ばかりとなってしまったが、結局音楽の良さというものを象徴的に表現しようとするとそうなるのかもしれない。近代音楽も声楽も好きだが、良くも悪くも日本人的な普通の嗜好なのかもしれない。「偉大さはすべて単純である」とはフルトヴェングラーの言葉だったか?
さて、バトンを渡す相手ですが、話題を振る相手は少ないのでどうしようかと・・・・何しろ真面目なblogが多いので迷惑なだけになる可能性もありますからね。まぁ、申し訳ないと思いつつも、トラックバックをいただいた人を候補とさせていただこうかと。
私がMusical Batonをお渡しするのは
やじゅんの世界ブログ の やじゅんさん
根岸のねこの日記 の 根岸のねこさん
ラテンなニュース の GUMIZAVESEさん
旅限無(りょげむ) の 旅限無さん
公共政策大学院生の蹇蹇録 の 複雑系な人さん
もちろん、単なる遊びですので面倒なら無視してください。こういうのが好きでない人も多いと思いますので。宜しくお願いします。
Total volume of music files on my computer(今コンピュータに入ってる音楽ファイルの容量)
27.3GB。案外あるものだなと。
Song playing right now(今聞いている曲)
「さっき聞いていた」になりますが、ショパンのピアノ・ソナタ第二番。たまたまミケランジェリの古い録音のCD10枚セットが安く売っていたので衝動買い。その中の一枚。
The last CD I bought(最後に買ったCD)
上記のものと、シベリウスの交響曲4??7番のセット。(カラヤン/ベルリン・フィル)
Five songs(tunes) I listen to a lot, or that mean a lot to me(よく聞く、または特別な思い入れのある5曲)
・モーツァルト 交響曲 第40番
概して若い頃聞いた曲になりますね、どうしても。その代表。演奏は色々良いのがありますが、私はセル/クリーブランドを孤高の名演として推してます。
・ベートーヴェン 交響曲全集(9曲になるが・・・・)
良い演奏は曲によって違いますが、人類の音楽に関して達成したある一つの極限と思います。啓蒙主義の普及による近代文明の確立とか、それこそ1000年に一度くらいの人間の意識変化がないと選定基準は動かない気もします。演奏は、やはりフルトヴェングラーになってしまいますか。
・ショパン 前奏曲集
ショパンから何か、となるとこれが代表か?調性音楽の全領域を一望する万華鏡。コンパクトにして吸い込まれる時に感じる不思議な巨大さ。演奏は・・・・・選定至難。ピアニストの特質が色濃く出る曲でもあるし。10枚程度の一流の名盤がそれぞれ何と違う事か。
・ショパン 幻想ポロネーズ
ホロヴィッツのために選定。最初に聞いた当時はちょっとコメントのしようもないくらいショッキングだった。
・ブラームス ヴァイオリン協奏曲
ヴァイオリン系からどうしても入れたくて悩んだ結果がこれ。自分の心から真実を汲み出すような真摯な態度で無いと名演にならないのがクラシック音楽の宿命だが、その典型でもある。名演多いが、近代的にしてギリギリに踏み込んで真剣を振るうようなクレーメルでどうか。今となってはやや古い感のあるオイストラフも、この曲には実に合っているので推したい。本物の手応え。
結果的に通俗名曲ばかりとなってしまったが、結局音楽の良さというものを象徴的に表現しようとするとそうなるのかもしれない。近代音楽も声楽も好きだが、良くも悪くも日本人的な普通の嗜好なのかもしれない。「偉大さはすべて単純である」とはフルトヴェングラーの言葉だったか?
さて、バトンを渡す相手ですが、話題を振る相手は少ないのでどうしようかと・・・・何しろ真面目なblogが多いので迷惑なだけになる可能性もありますからね。まぁ、申し訳ないと思いつつも、トラックバックをいただいた人を候補とさせていただこうかと。
私がMusical Batonをお渡しするのは
やじゅんの世界ブログ の やじゅんさん
根岸のねこの日記 の 根岸のねこさん
ラテンなニュース の GUMIZAVESEさん
旅限無(りょげむ) の 旅限無さん
公共政策大学院生の蹇蹇録 の 複雑系な人さん
もちろん、単なる遊びですので面倒なら無視してください。こういうのが好きでない人も多いと思いますので。宜しくお願いします。
2005年06月07日
愛・地球博に行ってきた
タダでさえ最近忙しいのに、日曜日にツアー利用の日帰りで見に行くという無茶をした。事前に分かっていれば他の日にしたのだが仕方が無い。すっかりバテ。別にどうという事も無いがせっかくなのでいい加減な日記を記す。既に一昨日だが。
まず、行きの新幹線はこんな事になってしまった。線路内立ち入りといってもその本人がどこにいるか分からないのでしっかり一時間半も遅れた。またよりによって自分の乗っている便がその人間を回収するというので現地付近で停車。左右は森と田園にしか見えないのだが。全く、森に潜むゲリラか。まさか外国人のテロもどきじゃあるまいなと思ったくらいだが結果的に外国人の部分は当たった(苦笑)ちなみに帰りの時間は変わらないので見学時間が短くなるだけと・・・・もちろん車内の同目的の面々はイライラしていた。
まぁ到着が遅れた結果として、一つくらい入ろうとしていた人気パビリオンは2時間以上の列となっていて断念。後にして思うと無理しても良かったのだが。そもそも概して空いていると言われている外国館が目当てだったがそれまでちょっと人気のある館はどこもかしこも混雑。これまた空いているという噂の瀬戸会場に行ったが、待ち時間含め往復一時間半のゴンドラに乗ったが整理券配布は終了で意気消沈。そんな状況だったがそれなりには楽しめた。私は概してこういう博覧会の類が好きなのだが、それに限らず人の営みが感じられるものはいいものだと思う。一口感想を色々。
コーカサス共同館:
健康と長寿を謳い文句にしているが、これといってアピールするような向きは感じられなかった。基本的な各国情報とか写真など。むしろここは併設している飲食店がメイン。ここに限らず外国館の半分から1/3程度はレストランやフードコーナーがあるので、基本的に食事はそういう所で済ませたほうがいい。多少は珍しいものもある。ここではシチュー、ヨーグルトなどがありセットも置いてある。大当たりというほどではないが普通にうまいし、ちょっと珍しい。やや割高だが混雑の日でも早く座れる部類と思うのでここはいいかもしれない。
ルーマニア館:
現代舞踏のショーがメイン。展示もなかなか美しい。演劇、オペラに興味があるような人にはお薦め。なかなか頑張っていた。日本ではあんまり見れないタイプの内容。
ウクライナ館:
少しまとまりがない印象。絵画などは極めて美麗なのだが、展示のパターンがやや美術館風なのか品が良すぎ。こういう賑やかな博覧会では少し損かもしれない。でも簡単に一回り出来るのでお薦め。
ちなみにここは、インターネットの掲示板などで美人が多いと噂になっていたところでもある。こういうイベントで女性チェックもあるまいと苦笑していたのだが、ただロシアの南西方向にある国々はひょっとしてとは思っていた。案の定、その自分にして本人を目にすると笑ってられなくなった。レストラン横のカウンターの人が無茶苦茶な美人で、ちょっとこれはとんでもないなと。これが美人の基準とするなら日本の女性は可愛いのレベルにとどまるとしか言いようがない。何と言うのか、クラシック音楽とか美術とかに興味を示すような人が美人と評価するような美人。美人もここまでいけば見事としか言いようがない。
北欧共同館:
船に名前を書いて水に流すのは日本を真似たものと聞く。それはやらなかったのだが、ここも雰囲気重視のパビリオンだった。概して暗いのだが、微妙に冷気を感じさせるような演出がなされていた。夏に混雑しているときには外から簡単に見えない内部のレストランは休むのにいいかもしれない。普通に楽しめる。
ブルガリア館:
何と言うか、内容が無茶苦茶薄い(苦笑)そしてフードコーナーとグッズ販売が主力。かつ比較的高価。間違いなく屈指の利益率を誇るパビリオンと思う(笑)ただバラのジュースやフローズンヨーグルトは極めて美味だったので、一応我慢できる範囲。暑い日に一休みするだけなら良い。
トルコ館:
相当いい。中はかなり暗いが、ホログラム風になっていて美麗極まる。角度によって光が様々な色に反射する。確かにイスラム風だが、かつ近代的な美しさ。概して空いているのではないかと思うので、ぜひ足を運んで欲しい。買わなかったがグッズ販売は魅力ありか。
マレーシア館:
相当力が入っている。ある意味万博の典型なのだが、熱帯雨林の風景などの風景をアピールしつつ、ハイテク国家としても発展しているという技術アピールの双方に力を入れていた。かなり本気で出展してきた感あり。おまけに軽食として実演販売していたカレーもうまかった。薄く延ばしてパイ風になるロティ・チャナイとのセットだがこれが出来たてのせいもあり美味。ちょっともちもちしていて日本人の口に合う料理だ。
ベトナム館:
ここも頑張っている。マレーシア館と方向性は似ているかもしれないが音楽演奏などが中心か。内装も綺麗。
タイ館:
大きい。展示物も多い。豪華。相当本気で出展してきている。知識があれば感心すると思われるような美術品が沢山ある。間違いなくお薦め。
カンボジア館:
何と言うか、贔屓したくなる。アピールしようとする熱意があるような気がする。アンコールワットのミニチュアと思われるものもなかなか良い。地に足のついた印象。
南太平洋共同館:
普通のパビリオンとは印象が違う。全体として雰囲気を出しているが、最も好感を持てたところの一つ。現地の住居も持ってきている。人口の少ない、国名もあまり知られてないような国がやってきてるのかと感慨を覚えた。とにかくこの空間でぶらぶらしていたい、そんな印象。
全般としての印象は、あれこれ頭をひねって無難に済ませようとした欧州、本気で正面から自国をアピールしようとしたアセアン諸国、という感じ。最初ヨーロッパ中心で見て回るつもりで、ヘロヘロになってたまたま空いていたグローバル・コモン6の付近を巡ったのだが、これが救いになったという思いがする。人気としては二線級かもしれないが、この近辺はとても万博らしい。まだ見てない館が多すぎるのでとても限定された印象でしかないが。
とはいうものの、南北アメリカを始め見てない館が山のようにある。次回はもう少し効率よく回りたいものだ。何とかして平日に休み取れないかなぁ。無理かな?
まず、行きの新幹線はこんな事になってしまった。線路内立ち入りといってもその本人がどこにいるか分からないのでしっかり一時間半も遅れた。またよりによって自分の乗っている便がその人間を回収するというので現地付近で停車。左右は森と田園にしか見えないのだが。全く、森に潜むゲリラか。まさか外国人のテロもどきじゃあるまいなと思ったくらいだが結果的に外国人の部分は当たった(苦笑)ちなみに帰りの時間は変わらないので見学時間が短くなるだけと・・・・もちろん車内の同目的の面々はイライラしていた。
まぁ到着が遅れた結果として、一つくらい入ろうとしていた人気パビリオンは2時間以上の列となっていて断念。後にして思うと無理しても良かったのだが。そもそも概して空いていると言われている外国館が目当てだったがそれまでちょっと人気のある館はどこもかしこも混雑。これまた空いているという噂の瀬戸会場に行ったが、待ち時間含め往復一時間半のゴンドラに乗ったが整理券配布は終了で意気消沈。そんな状況だったがそれなりには楽しめた。私は概してこういう博覧会の類が好きなのだが、それに限らず人の営みが感じられるものはいいものだと思う。一口感想を色々。
コーカサス共同館:
健康と長寿を謳い文句にしているが、これといってアピールするような向きは感じられなかった。基本的な各国情報とか写真など。むしろここは併設している飲食店がメイン。ここに限らず外国館の半分から1/3程度はレストランやフードコーナーがあるので、基本的に食事はそういう所で済ませたほうがいい。多少は珍しいものもある。ここではシチュー、ヨーグルトなどがありセットも置いてある。大当たりというほどではないが普通にうまいし、ちょっと珍しい。やや割高だが混雑の日でも早く座れる部類と思うのでここはいいかもしれない。
ルーマニア館:
現代舞踏のショーがメイン。展示もなかなか美しい。演劇、オペラに興味があるような人にはお薦め。なかなか頑張っていた。日本ではあんまり見れないタイプの内容。
ウクライナ館:
少しまとまりがない印象。絵画などは極めて美麗なのだが、展示のパターンがやや美術館風なのか品が良すぎ。こういう賑やかな博覧会では少し損かもしれない。でも簡単に一回り出来るのでお薦め。
ちなみにここは、インターネットの掲示板などで美人が多いと噂になっていたところでもある。こういうイベントで女性チェックもあるまいと苦笑していたのだが、ただロシアの南西方向にある国々はひょっとしてとは思っていた。案の定、その自分にして本人を目にすると笑ってられなくなった。レストラン横のカウンターの人が無茶苦茶な美人で、ちょっとこれはとんでもないなと。これが美人の基準とするなら日本の女性は可愛いのレベルにとどまるとしか言いようがない。何と言うのか、クラシック音楽とか美術とかに興味を示すような人が美人と評価するような美人。美人もここまでいけば見事としか言いようがない。
北欧共同館:
船に名前を書いて水に流すのは日本を真似たものと聞く。それはやらなかったのだが、ここも雰囲気重視のパビリオンだった。概して暗いのだが、微妙に冷気を感じさせるような演出がなされていた。夏に混雑しているときには外から簡単に見えない内部のレストランは休むのにいいかもしれない。普通に楽しめる。
ブルガリア館:
何と言うか、内容が無茶苦茶薄い(苦笑)そしてフードコーナーとグッズ販売が主力。かつ比較的高価。間違いなく屈指の利益率を誇るパビリオンと思う(笑)ただバラのジュースやフローズンヨーグルトは極めて美味だったので、一応我慢できる範囲。暑い日に一休みするだけなら良い。
トルコ館:
相当いい。中はかなり暗いが、ホログラム風になっていて美麗極まる。角度によって光が様々な色に反射する。確かにイスラム風だが、かつ近代的な美しさ。概して空いているのではないかと思うので、ぜひ足を運んで欲しい。買わなかったがグッズ販売は魅力ありか。
マレーシア館:
相当力が入っている。ある意味万博の典型なのだが、熱帯雨林の風景などの風景をアピールしつつ、ハイテク国家としても発展しているという技術アピールの双方に力を入れていた。かなり本気で出展してきた感あり。おまけに軽食として実演販売していたカレーもうまかった。薄く延ばしてパイ風になるロティ・チャナイとのセットだがこれが出来たてのせいもあり美味。ちょっともちもちしていて日本人の口に合う料理だ。
ベトナム館:
ここも頑張っている。マレーシア館と方向性は似ているかもしれないが音楽演奏などが中心か。内装も綺麗。
タイ館:
大きい。展示物も多い。豪華。相当本気で出展してきている。知識があれば感心すると思われるような美術品が沢山ある。間違いなくお薦め。
カンボジア館:
何と言うか、贔屓したくなる。アピールしようとする熱意があるような気がする。アンコールワットのミニチュアと思われるものもなかなか良い。地に足のついた印象。
南太平洋共同館:
普通のパビリオンとは印象が違う。全体として雰囲気を出しているが、最も好感を持てたところの一つ。現地の住居も持ってきている。人口の少ない、国名もあまり知られてないような国がやってきてるのかと感慨を覚えた。とにかくこの空間でぶらぶらしていたい、そんな印象。
全般としての印象は、あれこれ頭をひねって無難に済ませようとした欧州、本気で正面から自国をアピールしようとしたアセアン諸国、という感じ。最初ヨーロッパ中心で見て回るつもりで、ヘロヘロになってたまたま空いていたグローバル・コモン6の付近を巡ったのだが、これが救いになったという思いがする。人気としては二線級かもしれないが、この近辺はとても万博らしい。まだ見てない館が多すぎるのでとても限定された印象でしかないが。
とはいうものの、南北アメリカを始め見てない館が山のようにある。次回はもう少し効率よく回りたいものだ。何とかして平日に休み取れないかなぁ。無理かな?
2005年06月03日
雑記いろいろ
最近ちょっと忙しくバテ気味。来週あたりには余裕が出来ると信じたいが。そういうわけなのでテーマをあまり絞らないで一言インプレ。
・中国、G4決議案を批准しない可能性
普通に考えると観測気球。ただ日本側の思惑としては、どうせ失敗するなら責任をかぶって欲しいなと考えていると思う。そういう根回しはやっているかもしれない。私の予想としては、以前にもちょっと書いたがアフリカ諸国の話し合いあたりで実質破綻、形式的にはさてどうか、というところ。
・韓国漁船問題
そもそも大した問題ではない。今までの日本が甘すぎただけなのだが、方針を変えるときにはうまいやり方があるだろうと。日本側がどうにも意図的に思えるのだが。ただ今後は多少マシな情勢になるだろう。
・北朝鮮関連
しばらく動かないと思う。国連改革の情勢進展待ちか。
・イラン関連
これ結構危ない。基本的にはイラン選挙待ちだが、終わっても情勢はあまり変化しない。現在の国際システム上、最も核武装を認めるわけに行かない国の一つでもある。そしてイランは対欧外交に失敗したと見るべきだろう。
・中国の繊維関連貿易摩擦
主に関係する国が最近相手の立場を考えない筆頭級の国ばかり。ひどい事になりそう。
・パレスチナ関連
イスラエルの囚人釈放で当面落ち着く。色々問題はあるが、やはりアラファト後は良い兆候が多い。米国次第だが案外進展するかもしれない。ハマスの近代的なな政治組織化がどこまで進展するかにかかっているかもしれない。
・中国、G4決議案を批准しない可能性
普通に考えると観測気球。ただ日本側の思惑としては、どうせ失敗するなら責任をかぶって欲しいなと考えていると思う。そういう根回しはやっているかもしれない。私の予想としては、以前にもちょっと書いたがアフリカ諸国の話し合いあたりで実質破綻、形式的にはさてどうか、というところ。
・韓国漁船問題
そもそも大した問題ではない。今までの日本が甘すぎただけなのだが、方針を変えるときにはうまいやり方があるだろうと。日本側がどうにも意図的に思えるのだが。ただ今後は多少マシな情勢になるだろう。
・北朝鮮関連
しばらく動かないと思う。国連改革の情勢進展待ちか。
・イラン関連
これ結構危ない。基本的にはイラン選挙待ちだが、終わっても情勢はあまり変化しない。現在の国際システム上、最も核武装を認めるわけに行かない国の一つでもある。そしてイランは対欧外交に失敗したと見るべきだろう。
・中国の繊維関連貿易摩擦
主に関係する国が最近相手の立場を考えない筆頭級の国ばかり。ひどい事になりそう。
・パレスチナ関連
イスラエルの囚人釈放で当面落ち着く。色々問題はあるが、やはりアラファト後は良い兆候が多い。米国次第だが案外進展するかもしれない。ハマスの近代的なな政治組織化がどこまで進展するかにかかっているかもしれない。
2005年04月22日
次世代DVDに思うこと
いわゆるエアチェック世代(もう死語だが)の私としては、こういうニュースを聞くとやはり微妙に気になる。思うことをちょろちょろと。まるっきりの独り言なので今日のは読み飛ばしてもらったほうがいいかも。
いわゆる次世代DVDだが、これのカバーゾーンがどの付近の領域かはやや掴みにくい。ターゲットプライスは現行DVD+\1,000といったところらしい。北米基準だともう少し差は小さいかもしれない。現行のDVDとかなり長期間並存するのは間違い無い。ビジネス的にはそこそこの地位を占めるようにも思う。ただ気になるのは、世代によってこういうパッケージメディアへの対応が違うことだ。それは若い頃の原体験が影響してるかもしれない。
現在の団塊の世代以上の年代だと、そもそも若い頃にビデオデッキの類を使った経験はないだろう。購買行動としては、物価水準から考えて割高感のあったLPレコードを大切に集め、コレクションしていくといったものだったろう。そして購入したものは反復使用に耐えることを前提としていた気がする。この文化はもう少し下の世代にまで及んでいるかもしれない。
現在の30代を中心とした世代だと、ビデオデッキを子供の頃に使っていた人は多いだろう。そして不思議な事に、オーディオではパッケージメディアがもっとも高品質で、放送や録画媒体はその補完的なものに過ぎなかったが、ビジュアルでは放送が高品質で、その録画媒体の重要性が高かった。単純にテレビを録画するという一般人に分かりやすい理由があったからだが、映像は反復視聴の回数が少なかったせいだろう。LDはそれほどの普及を見せなかったのも、その付近が影響していたせいではないだろうか。その代わりプレミア性を強く感じていて、割と高額な商品でも購入した。この付近の世代が憧れていた高額なAV機器は、今にして思えば日本の製造業の絶頂期とも重なる。
そして恐らく20代半ば以降ぐらいだろうか、基本的にあまり反復視聴しない映像ソフトでも抵抗無く数を購入している。これは単純に低価格化したからではあるが、逆にコレクションというような文化的な行動面が薄くなっている。HDTVのパッケージメディアはある種のプレミア性を持たせているが、それを受容するような背景が世界的に見てもどの程度あるのかは案外疑問ではないのか。有望なのは家が広くて大画面テレビも気軽に設置でき、画質差が分かりやすい北米市場という気がするが、市場はそんなに広いだろうか?そしてVOD技術との兼ね合いもなかなか微妙ではある。Windowsに個人認証を組み込めば終わりという気もするが、昔からMicrosoftはその手のことを余りやりたがらない。
HDTVはコピープロテクションを強化するようだが、個人的にはせめてリージョンコードだけでも外して欲しい。とにかく音楽物など需要が少ないソフトは国内発売が無いものが多いのだ。個人のコレクションが100年後に役に立つかもと考える私はすっかり旧世代なのかもしれないが。
最古の録音は19世紀、中にはブラームスの肉声がギリギリ録音されているものもあると聞く。自分の手持ちのソースは1903年が最古、思えば100年強、歴史から見れば大した年月ではないなぁ。そして今日の我々がストレートに感銘を受ける芸術作品は、思った以上に狭い年代に集中している気もする。
いわゆる次世代DVDだが、これのカバーゾーンがどの付近の領域かはやや掴みにくい。ターゲットプライスは現行DVD+\1,000といったところらしい。北米基準だともう少し差は小さいかもしれない。現行のDVDとかなり長期間並存するのは間違い無い。ビジネス的にはそこそこの地位を占めるようにも思う。ただ気になるのは、世代によってこういうパッケージメディアへの対応が違うことだ。それは若い頃の原体験が影響してるかもしれない。
現在の団塊の世代以上の年代だと、そもそも若い頃にビデオデッキの類を使った経験はないだろう。購買行動としては、物価水準から考えて割高感のあったLPレコードを大切に集め、コレクションしていくといったものだったろう。そして購入したものは反復使用に耐えることを前提としていた気がする。この文化はもう少し下の世代にまで及んでいるかもしれない。
現在の30代を中心とした世代だと、ビデオデッキを子供の頃に使っていた人は多いだろう。そして不思議な事に、オーディオではパッケージメディアがもっとも高品質で、放送や録画媒体はその補完的なものに過ぎなかったが、ビジュアルでは放送が高品質で、その録画媒体の重要性が高かった。単純にテレビを録画するという一般人に分かりやすい理由があったからだが、映像は反復視聴の回数が少なかったせいだろう。LDはそれほどの普及を見せなかったのも、その付近が影響していたせいではないだろうか。その代わりプレミア性を強く感じていて、割と高額な商品でも購入した。この付近の世代が憧れていた高額なAV機器は、今にして思えば日本の製造業の絶頂期とも重なる。
そして恐らく20代半ば以降ぐらいだろうか、基本的にあまり反復視聴しない映像ソフトでも抵抗無く数を購入している。これは単純に低価格化したからではあるが、逆にコレクションというような文化的な行動面が薄くなっている。HDTVのパッケージメディアはある種のプレミア性を持たせているが、それを受容するような背景が世界的に見てもどの程度あるのかは案外疑問ではないのか。有望なのは家が広くて大画面テレビも気軽に設置でき、画質差が分かりやすい北米市場という気がするが、市場はそんなに広いだろうか?そしてVOD技術との兼ね合いもなかなか微妙ではある。Windowsに個人認証を組み込めば終わりという気もするが、昔からMicrosoftはその手のことを余りやりたがらない。
HDTVはコピープロテクションを強化するようだが、個人的にはせめてリージョンコードだけでも外して欲しい。とにかく音楽物など需要が少ないソフトは国内発売が無いものが多いのだ。個人のコレクションが100年後に役に立つかもと考える私はすっかり旧世代なのかもしれないが。
最古の録音は19世紀、中にはブラームスの肉声がギリギリ録音されているものもあると聞く。自分の手持ちのソースは1903年が最古、思えば100年強、歴史から見れば大した年月ではないなぁ。そして今日の我々がストレートに感銘を受ける芸術作品は、思った以上に狭い年代に集中している気もする。
2005年04月10日
2005年04月08日
アクセス数報告、雑記など
日々のアクセス数は500前後で収束するような感じです。内容からしても自己満足の日記に近いので多いくらいかも。一流のブロガーの負荷を考えると、質と量の継続、分けても他人の読ませるために労力をかけている種類のサイトには頭が下がります。不精な私は元よりそういう事はしないので。
さて、金曜日の夜となれば普通の社会人であれば多少なりとも肩の力の抜けるものではある。私はクラシック音楽を聴く趣味があるのだが、週末の楽しみとして、この付近の番組の録画がある。特にハイビジョンはソースそのものがまだ少ないこともありなかなか貴重である。正直、一年位前までは受信環境が無いこともあって全くのノーマークであったのだが、気が付いた時はしまったの一言だった。自分だけのことならこれだけで他の全てに眼を瞑って受信料を払う気になる。
録画は規格争いの決着が付いていればブルーレイなどとなるのだが、結果1年で3台のD-VHSデッキの購入。実はS-VHSテープが流用できるのだがこれが有難い。値段というよりは地方での入手性対策という意味で非常に助かる。いずれにせよテープ生活に逆戻りは我ながら苦笑するしかない。
ところで音楽プログラムは、一般に思われているよりはるかにハイビジョン向きの映像である。まず16:9の画面比がほぼ全ての局面で問題なくマッチする。フルオーケストラのワンショット撮影は解像度が高いと抜群に映える。コンサートの臨場感というわけにはいかないが、それとは別に映像ソフトとしてある種の文化的な雰囲気を伝える能力が向上しているのである。純粋なオーディオプログラムとはまた違った貴重さがある。
ちなみにこの種の映像の版権、思った以上にNHKとかの日本の会社が持っていることが多い。欧州ではコンサートそのものの値段が安いのでそれほどソフトへのこだわりが無いということがある。むしろアメリカではそれなりに需要があるようだ。あそこも変な国で、普通の日本人のイメージとはかなり違ってクラシック音楽の層が妙に厚い。都市の人口が増えて数万単位になるとオーケストラを作ろうという話が必ず出てくるのである。もちろんアラスカにもハワイにも立派なのがある。
そしてこんな話題に政治の話と絡めるのも何だが、日本はイスラエル・フィルのお得意様らしい。実力は世界有数だが近隣諸国に演奏旅行に出る国がなかなか無いか冷淡だ。せいぜいアメリカ、一切思惑の無い歓迎となると日本が代表格らしい。欧州のユダヤ人差別は我々が思っているよりはるかに根深いようだ。そして3人のトランペット奏者を一度に徴兵しないでくれと指揮者が頼み込むという話を聞くと泣けてくる。日本行きのツアーに留守番役となると楽員は本当に残念がるそうだ。
欧州の芸術の伝統では、政治と芸術が無関係とはいかない。むしろ関係があるのが当たり前である。この付近の呼吸はなかなか日本人に分かり辛いし、説明もしにくい。私も腑に落ちるような理解の仕方に落ち着いたのは結構年になってからだ。しかしそれでも、いやそれだからこそ、日本に演奏旅行に来るのはイスラエルならずとも欧州人にとって楽しいこと。「金目当てだろう」などと発言する日本人を見ると殴り倒したくなる。勿論プロだからそれがゼロではない。だがそういう人に、このような呼吸が分かる者はいないだろう。
さて、金曜日の夜となれば普通の社会人であれば多少なりとも肩の力の抜けるものではある。私はクラシック音楽を聴く趣味があるのだが、週末の楽しみとして、この付近の番組の録画がある。特にハイビジョンはソースそのものがまだ少ないこともありなかなか貴重である。正直、一年位前までは受信環境が無いこともあって全くのノーマークであったのだが、気が付いた時はしまったの一言だった。自分だけのことならこれだけで他の全てに眼を瞑って受信料を払う気になる。
録画は規格争いの決着が付いていればブルーレイなどとなるのだが、結果1年で3台のD-VHSデッキの購入。実はS-VHSテープが流用できるのだがこれが有難い。値段というよりは地方での入手性対策という意味で非常に助かる。いずれにせよテープ生活に逆戻りは我ながら苦笑するしかない。
ところで音楽プログラムは、一般に思われているよりはるかにハイビジョン向きの映像である。まず16:9の画面比がほぼ全ての局面で問題なくマッチする。フルオーケストラのワンショット撮影は解像度が高いと抜群に映える。コンサートの臨場感というわけにはいかないが、それとは別に映像ソフトとしてある種の文化的な雰囲気を伝える能力が向上しているのである。純粋なオーディオプログラムとはまた違った貴重さがある。
ちなみにこの種の映像の版権、思った以上にNHKとかの日本の会社が持っていることが多い。欧州ではコンサートそのものの値段が安いのでそれほどソフトへのこだわりが無いということがある。むしろアメリカではそれなりに需要があるようだ。あそこも変な国で、普通の日本人のイメージとはかなり違ってクラシック音楽の層が妙に厚い。都市の人口が増えて数万単位になるとオーケストラを作ろうという話が必ず出てくるのである。もちろんアラスカにもハワイにも立派なのがある。
そしてこんな話題に政治の話と絡めるのも何だが、日本はイスラエル・フィルのお得意様らしい。実力は世界有数だが近隣諸国に演奏旅行に出る国がなかなか無いか冷淡だ。せいぜいアメリカ、一切思惑の無い歓迎となると日本が代表格らしい。欧州のユダヤ人差別は我々が思っているよりはるかに根深いようだ。そして3人のトランペット奏者を一度に徴兵しないでくれと指揮者が頼み込むという話を聞くと泣けてくる。日本行きのツアーに留守番役となると楽員は本当に残念がるそうだ。
欧州の芸術の伝統では、政治と芸術が無関係とはいかない。むしろ関係があるのが当たり前である。この付近の呼吸はなかなか日本人に分かり辛いし、説明もしにくい。私も腑に落ちるような理解の仕方に落ち着いたのは結構年になってからだ。しかしそれでも、いやそれだからこそ、日本に演奏旅行に来るのはイスラエルならずとも欧州人にとって楽しいこと。「金目当てだろう」などと発言する日本人を見ると殴り倒したくなる。勿論プロだからそれがゼロではない。だがそういう人に、このような呼吸が分かる者はいないだろう。
2005年04月03日
BBS設置
トップに簡易BBSとしてエントリを置いていましたが、finalventさんからアドバイスを貰いまして、BBSを別途設置する形に変更しました。Niftyでホームページ機能を使ってなかったので有効活用。そちらは無駄話レベルでも構いませんのでお気軽に。
2005年03月27日
ブログ設置
最近、政治や外交、国際情勢のブログを回ることが多い。世の中には深い知識を持つ人、物事を考えるときにセンスの良い人が多数いる。いくつかコメントを寄せることもあるが、それへの反応も真摯なものだ。せめて自分のブログを設置していないと最低限の礼も尽くせないというのがブログを設置した直接の理由だ。
別にそうそう力をいれて活動するものでもないし、自分かへっぽこな文章を公開してもどうというものでもなかろう。しかし昨今の国際情勢の変化は実に激しい。時に深い感慨に襲われることもしばしばである。何か語りたくなるような事が多いのだ。
少し前、パソコン通信の時代を思い出す。当時も掲示板のやり取りは不毛なものが多かった。しかしながら今とは違い、個人の顔が見えた罵詈雑言であり、逆説的ながら罵詈雑言を返そうという価値を感じるという感覚ではあった。そして文章のつながりにそれなりの有機性があったように思う。
匿名掲示板が勢力を強める時期があり、最近はブログが興隆している。それは結局のところ日記に過ぎないのだろう。ちょっとした自己満足に過ぎないかもしれない。しかしながら、そこを舞台として僅かながらの進歩は見られるかもしれないようにも思う。
別にそうそう力をいれて活動するものでもないし、自分かへっぽこな文章を公開してもどうというものでもなかろう。しかし昨今の国際情勢の変化は実に激しい。時に深い感慨に襲われることもしばしばである。何か語りたくなるような事が多いのだ。
少し前、パソコン通信の時代を思い出す。当時も掲示板のやり取りは不毛なものが多かった。しかしながら今とは違い、個人の顔が見えた罵詈雑言であり、逆説的ながら罵詈雑言を返そうという価値を感じるという感覚ではあった。そして文章のつながりにそれなりの有機性があったように思う。
匿名掲示板が勢力を強める時期があり、最近はブログが興隆している。それは結局のところ日記に過ぎないのだろう。ちょっとした自己満足に過ぎないかもしれない。しかしながら、そこを舞台として僅かながらの進歩は見られるかもしれないようにも思う。