2006年04月15日

スーダン情勢に関する観察(3)及びチャドの混乱

 また派手な事態になっている。スーダン政府がチャドの反政府勢力を煽って現政府を転覆させようとし、これに当面失敗、チャドのデビ大統領は怒り狂って国際社会がダルフールをどうにかしないことにはチャド領内の難民は全て叩き返すなどと言い出した。フランスはデビ大統領を支持し、自国民保護のためにチャドに派兵して戦闘機も飛び回っている状況だ。戦闘自体はまだかもしれないが。そして安保理もさすがに動き出し、6月にダルフールへの代表団派遣が決まったらしい。

 関連エントリは以前にも挙げているので必要に応じて参照して欲しい。この件、国内報道は皆無に近いが国際的な関心は高いだろう。手軽に見ることが出来るものとしては、Washinton Postがかなり関連記事を載せており参考になる。まず直近の状況としてはこんな具合だ。(参照1)もう少し内容を補足してあるものとしてはこれもいい。(参照2)この記事ではデビ大統領の不正が挙げられているが、率直に言うとこの付近の地域の現状としてはマシとは言えまいか。現政権はまだ理性的な判断が出来るように思われる。ちなみにこの記事にはこんな部分もある。

The rebel leader, Mahamat Nour, told reporters that he believed he has enough support to take over the government by the weekend.


 随分簡単な話だ。本気でそう思っていそうだし、また事実しばしばそうである地域の現実と言うのはなかなか理解できないものである。

 安保理の動きはと言うと、数日前だがこのような記事がある。(参照3)この後プレスリリースも出たようだが、具体的な進展は無いようだ。建前は守る必要があるが、相変わらずの停滞と見て良いだろう。当面の対症療法としても、チャドへのフォローなどは動き出すべきではないだろうか。それなら日本の出来ることもありそうだ。
posted by カワセミ at 01:04| Comment(0) | TrackBack(0) | サハラ以南アフリカ
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