2005年07月05日

国連安保理改革の行方(6)

 AU諸国が独自案を出すと報じられている。このニュース、私が見た範囲では、新聞社サイトなどの各種マスコミで外交筋からと称して「予想外の事態」とコメントがあったと思う。少なくとも午前中にはそうなっていたがこれが現在は軒並み訂正されているようだ。これは分からなくも無い。
 この「外交筋」が何なのか良く分からないが、多分交渉に当たっている外務省の高官のとある人物だろう。ただこの発言は絶対に叩かれる。というのは、国連安保理改革はこのアフリカが大きな山になっているからだ。私も今までのエントリで「アフリカの二ヶ国を決めるあたりで破綻か」と書いてきた。この部分が決定的要因になると確定しているものではないが、話し合いがまとまらない確率が極めて高いのは常識だろう。要は、G4案がうまく通らない場合の言い訳的に使って、見え見えで早速叩きが入ったので引っ込めたというところか。もっとも今までもなぜかこの「外交筋」からは米国の意図を陰謀論的に取る向きがあった。だとすると天然での意見かもしれない。そうだとすると無能であることは間違いないので問答無用で更迭するべきだろう。
 いずれにせよ、ここからが本番である。今までは言わば前振りに過ぎない。報道を見る限り町村外相のコメントは極めてまともである。少なくともまだ大きな失敗はしていないようだ。G4案とAU案の擦り合わせに成功し、米国とどこかで妥協点に達すればうまくいくかもしれない。ただし、その妥協は「日本に有利な形での破綻」に至るかもしれないが。
posted by カワセミ at 21:49| Comment(0) | TrackBack(0) | 世界情勢一般
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