2005年06月26日

イラン大統領選雑感

 強硬派と見られるアフマディネジャド氏当選との報。予想されていたラフサンジャニ氏ではなく、しかも選挙結果はかなりの大差でもあったので国際的に大きなニュースになっている。まだ情報も少ないので所感を一言だけ。
 イランの核開発問題での交渉は、かなりの程度この大統領選挙待ちという側面があった。そして現在のところ先行きが見えない状況だ。しかしながらメリットもある。なぜなら交渉相手の政治的態度はすんなり一本化されており、イランの国内政治力学に気を遣うあまり袋小路に陥る可能性は少なくなるからだ。歴史的に見てもタカ派のほうが軍縮交渉の類をまとめやすい。その意味ではそう悲観したものでもない。
 もちろん楽観視できる情勢ではない。イランは人権問題が極めて深刻だからだ。主要な民主主義国の大半を敵に回す可能性がある。そして核問題を短期的に抑止可能でないとなったら状況は北朝鮮よりはるかに危険だろう。イランの国境管理は不可能に近く、北朝鮮のように封じ込めに近いことも出来ないのだ。
posted by カワセミ at 02:06| Comment(0) | TrackBack(1) | 西南アジア・北アフリカ
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イラン大統領保守回帰再考
Excerpt: 昨日簡単に危険な香りがすると核問題から触れたが他の方の意識を見、また今朝の新聞の取り上げ方の大きさに鑑み再考をいたします
Weblog: Star Prince JUGEM
Tracked: 2005-06-26 06:45