2005年04月03日

9.11以降の米国外交に関して思うこと

 昨日の韓国に関するエントリでも少し述べたが、9.11以降の米国外交はいくつか変化した事がある。ブッシュ政権の特質と混同して論じられることが多いが、そうでないと思われる部分について私の見解を多少書いておこうと思う。
 まず、この付近の文章を読んでみて欲しい。ナイ氏の見解に全面的に同意するものではないが、不確定さという脅威に対応しなければならないのが課題であるという認識は米国での共和・民主両党に共通している。米欧同盟すら怪しい部分が出てきた昨今、明確な部分の価値が高まったといえる。
 次に民主化の意味付けである。米国国内で今過去の外交に関して批判されているものに、冷戦時代に親米だからといって独裁者との安易な談合を行い過ぎたという事がある。今後は外交を進めていくにあたり、当事国国内の民主化状況がかなり影響すると考えられる。それは旧ソ連諸国でのやや性急な民主化推進への肩入れという形でも出て来てはいる。
 ところで米国側の言い訳としては、「日本とフランスが独裁者と談合してビジネスを進めるから我々も合わせざるを得なかったのだ」だそうである。もちろん偏見なのだが全く日本にそういう部分が無いでもない。接待による途上国首脳の篭絡は世界屈指と聞くが、本当なのだろうか?
 こう考えると、昨今の韓国の対応は実に間が悪いものになっていると言える。今までならあれでもそれなりに綱渡りも可能だったかもしれないが、悪い条件が重なり過ぎているようにも思える。
posted by カワセミ at 23:54| Comment(0) | TrackBack(0) | 米国
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