2005年03月31日

区域外再送信という問題

 所詮個人の日記であるので、世界情勢を中心としながらも他の話題も適当に取り上げてみたい。今回はテレビ放送に関して思うところを。
 CATVの区域外再送信が問題になっている。建前としては電波の届く範囲に再送信をするというものであったが、そうでない地域にも伝送している現状が、デジタル化で再度問題視されているという話だ。具体的にはこのような事になっているらしい。まぁ、放送局側としては文句もつけたくなろうし分からなくも無い。
 しかしながら、日本人のメンタリティーは本来どういうものであろうか?アナログBS放送が独自コンテンツを流し始めた時のブレイク振りから始まり、近年でもCSデジタル放送は急峻な立ち上げに成功し、その後の経過もまずまずであるようだ。それに比較して、地方独自の展開というのはどうもうまくいかないように思う。結局多くの日本人は在京キー局をそのまま見たいというのが主要な要求で、独自チャンネルは地方情報などのために1ch程度あれば十分という程度のものではないか。衛星放送も考えると、要は全国均一を内心求めているということであろう。
 そして通信・放送技術の発達は距離の制約を取り外す方向にある。長期で考えれば物事は合理的な選択がされるものだ。そう考えると地方のUHF放送局も、地方に住む人だけでなく上京した人も対象にして、CSなりブロードバンドなりで日本全国あまねく流し、全都道府県の独自コンテンツを日本全国どこでも好きに見れるというのが理想ではないだろうか?近年の日本の悪い癖だが、とにかく縮小均衡、守ることしか考えないので経済が沈滞するのだ。総務省に喧嘩を売るのがソフトバンクだけでは仕方が無いと思うのだが。
 この地域で分けるというのはNTT分割の時にも見られたが実に意味が無い。せめて業種とすべきだろう。そして通信のみならず、最近は物流コストまで徹底的に圧縮されている。「野菜を刻むのにヨーロッパ大陸を縦断して往復する」と叩かれているというのが現代世界の様相である。
 距離の問題が完全に消失したわけではない。しかしどの部分が今でも残り、どの部分が近年はそうでないのか冷静に考えると、「アジアの連携」を過剰に強調する奇妙な議論も出てこないと思うのだが。
posted by カワセミ at 21:08| Comment(0) | TrackBack(1) | 国内 時事一般
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